はかない人生、なぜ生きる|芭蕉の「タコ」の句に考える
「蛸壺や はかなき夢を 夏の月」(芭蕉)。蛸壺の中で、間もなく捕われの身となる運命も知らず、まどろむタコ。はかない人生を、私たちはなぜ生きるのでしょうか。芭蕉の句から迫ります。
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こんにちは。齋藤勇磨です。
昭和55年、宮崎県生まれ。東京大学法学部を卒業し、テレマーケティング業務、営業職を経て、現在、富山県でライターをしています。家内と2人暮らしです。のほほんとした日々を送っています。
「蛸壺や はかなき夢を 夏の月」(芭蕉)。蛸壺の中で、間もなく捕われの身となる運命も知らず、まどろむタコ。はかない人生を、私たちはなぜ生きるのでしょうか。芭蕉の句から迫ります。
「あゝ、おまへは何をして来たのだと…… 吹き来る風が私に云ふ」。夭折の詩人・中原中也の生涯と、彼が紡いだ言葉の数々を道しるべに、「何のために生まれてきたのか」という根源的なテーマについて考えます。
「どうせ無理」が口癖のあなたへ。パラリンピックの父グッドマンの「失われたものを数えるな」という言葉と仏教の教え。失ったものではなく、今あるものに目を向け、新しい一歩を踏み出すヒントを紹介します。
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「新しい自分になりたい」「今の自分をもっと成長させたい」。そんな私たちに、古くからの言葉が希望を教えてくれます。「男子、三日会わざれば刮目して見よ」の『三国志演義』の逸話から考えてみたいと思います。
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