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手帳術の活殺を決める、たった1つの大事なこと

こんにちは、齋藤勇磨です。

そろそろ手帳の買い変えの季節。書店にズラリと並ぶ、色とりどりの手帳たちを見ると、なんだか気もそぞろになります。

おしゃれな手帳や、実用的な手帳など、いろいろなタイプがありますね。どの手帳を選ぼうか、迷っている人も多いのではないでしょうか?

同時に、手帳術に関する本も様々です。

「仕事が速くなる手帳術」「夢を叶える手帳術」「人生が輝く手帳術」……。新しい手帳術の本は毎年出版されており、挙げればキリがありません。

しかし、せっかくそれらの手帳術を学んでも、「生かしきれなかったなあ」と感じている人が多いのも事実。

そこで今回は、そんな人にぜひ知ってほしい、手帳術を生かすか殺すかのポイントを紹介したいと思います。

手帳術の魔力に振り回される「手帳難民」

「手帳難民」という言葉をご存じでしょうか?

まるで、理想の彼氏やダイエット法を求めるかのごとく、新たな手帳をとっかえひっかえしては、結局手帳を使い切れない。

そんな人のことを、「手帳難民」と呼びます。

「生きた時間が、目に見える形となって残るから」

「オシャレな手帳は、持っているだけで元気になるから」

など、理由はさまざま。それらの声に応えてか、手帳売り場には毎年、我々の”手帳欲”を刺激する、さまざまなタイプの手帳が並びます。

最近では、Googleカレンダーなどのデジタルで予定を把握している人が増えてきています。

しかし、「手書きのほうが自分と向き合えるから」という理由で、紙の手帳を併用する人も少なくありません。

「いったい、どの手帳を使ったらいいのだろう」と、理想の手帳との出会いを求めて売り場に頻繁に通う。

目に留まった手帳を片っ端から手に取りながら、結局買わない。

あれがいいかな、これがいいかなと悩んでいるうちにあっという間に時間がたつ。

気に入った高価な手帳を思い切って購入しても、しばらくすると使いこなせずに、空白のページがイヤになってお蔵入り。

やがて、どこに置いたのか分からなくなり、次のシーズンには、また新たな手帳を求めてしまう……。

こうして、膨大な時間と金額を手帳に費やすのが、手帳難民なのです。

■手帳術の本が毎年人気になるのは?

そもそも、なぜこんなにも毎年、手帳術に注目が集まり、人気になるのでしょうか?

それは、新しい手帳術は今までの自分を劇的に変えてくれる「魔力」を放っている気がするからです。

フリーライターの藤沢優月さんによる『夢をかなえる人の手帳』には、こんな一節があります。

自宅に戻っても、くったくた。反射的にテレビをつけて、お笑い番組を見て、なんとなくその後のニュースまで見てしまうけれど………。気づけばもう11時半じゃない!

そうして、毎日は飛ぶように過ぎてゆく。

気づけば1週間が過ぎていて、ああ週末。時間はあるけれど動きたくない。というか、う………動けない。

休むだけでせいいっぱい。

多くの人のライフスタイルが、きっとこんな感じだと思います。

そう、私たちの時間は、驚くほどない。

そうやって人生の時間は、気づけばどんどん過ぎてゆきます。

そして、1年もあっという間ではありませんか?

同じことの繰り返しで、またたく間に過ぎてゆく惰性の毎日。テレビドラマに出てくる輝く人たちを目にしながら、ふと、こうつぶやく。

「私の人生、なんか、私のものじゃない感じがする」

「こんな人生、生きてたって、意味があるのかな」

手帳に目が向くのは、こんな時です。

時間=人生を、ただムダにしている不安、恐ろしさから逃れたい。そんな自分を変えたい。

そのきっかけを求めて、人は、手帳術に目を向けるのでしょう。

手帳術を使いこなすほど、おちいってしまう落とし穴

では、手帳術を身につけさえすれば、私たちは充実した人生を送ることができるのでしょうか?

残念ながら、答えは「ノー」です。

手帳術をうまく使いこなせるようになると、時間管理が表面的にはうまくいき始めます。

これによって目標が達成され、達成感をもたらしてくれるでしょう。

でも、それは長続きしない幸福です。

「欲しい物が手に入った」「試験に受かった」などの目標達成の満足には、いわば、”賞味期限”があるのです。

よい成績が取れた、この仕事がうまくいった、欲しかった車をゲットした、海外旅行に行ったなど、私たちの願望がかなった。

しかし、自分のやっていることを深く反省すると、

「それらは本当に、私が望んだことだろうか」

「車を買って、旅行をすることに、どんな意味があるのか。何の役に立つのか」

と、価値観の「土台」が揺らぎ始めます。

「もしかしたら私は、自分が何を望んでいるのかも知らず、たまたま目の前にある目標ばかり追いかけることばかりうまくなったんじゃなかろうか」

そんな心配がよぎりはじめるのです。

手帳術を駆使して頑張ってきたはずなのに、「私の人生、これでいいの?」という当初の疑問が、また、吹き出してくるのです。

手帳術を身につけても幸せになれない理由

なぜ、様々な手帳術を身につけても充実した人生にならないのでしょうか?

それは、とりあえず今はこれを目指す、という「生きる目標」と、生まれてきたのはこれ1つ、といえる「本当の人生の目的」の違いを知らないからです。

朝から晩まで頭をフル回転させ、私たちが考えていること。

それは、「どうやって欲しいものを手に入れるか」「いかに目標を達成するか」ということばかりです。

「そもそも、今、自分が欲しがっているものは、本当に求める価値があるのだろうか」

「私の目指す道は、間違っていないだろうか」

という反省や吟味が、どれほど深くなされているでしょう。

歩く時も走る時も、大事なのは目的地です。目的が悪かったり無意味であれば、それに向かって努力すること自体が、価値のないものになってしまうからです。

そのことを、自己啓発書の古典『7つの習慣』(スティーブン・R・コビー著)には、「成功のはしご」という例え話から考えてみましょう。

もし、はしごを掛け違えていれば、一段ずつ昇るごとに間違った場所に早く辿り着くだけである。(『7つの習慣』)

1段1段、はしごを踏みしめ、効率よく登りつめる。

ところが、ようやくてっぺんにたどり着いた時にはじめて、そのはしごが、行きたいところとは違う、別のところにかかっていたことに気がつく。

これでは、頑張ったことが無意味に感じられても仕方がありません。

ここで、はしごの1段1段に例えられたのは「生きる目標」であり、てっぺんが表しているのは「人生の目的」です。

よく、手帳術を使いこなして「夢を叶えよう」「目標を達成しよう」と言われます。

しかし、そこで言われるのは「資格を取る」や「健康になる」、「〇〇円貯金する」など。

いわば、これらは、「はしごの1段」に過ぎないものです。

これら手にしたものを生かして、どこに向かって生きるのか、こそ問われるべきのはずですが、実態は、私たちは、「どうすれば早く次の段に足を掛けられるのか」しか考えていない、といえるかもしれません。

人間はいろいろなことを考えていますが、いちばん大事なことは考えていないのではないでしょうか。

手帳術の活殺を決める、たった1つの大事なこと

いろいろな手帳術を試しても、「これじゃないな」「しっくりこない」となんとなく長続きしない。

それは、究極的に「時間を何に使うべきなのか?」という本当の人生の目的がハッキリしないからです。

どの手帳を使えばよいかと悩む心の奥底には、「私の本当の幸せはどこにあるの?」「私の人生の目的は何なの?」という疑問が、激しく鳴り響いているのです。

いわば、「手帳難民」とは「人生の目的難民」の仮の姿といえるでしょう。

人生の目的は、生きている限り、だれもが逃れられないテーマですが、それが分からない。考えたくもない。

そんな状態で、どれだけ手帳術を学んでも、心からの喜びは得られません。

人生の目的をハッキリさせることこそ、手帳術を生かすか殺すかを決める、大事なポイントなのです。

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この記事を書いた人

ライター:齋藤 勇磨

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