幸せとは

幸せとは

尊厳とは?自分の感覚が信じられなくなったら―あなたは大切にされていい。

【目次】

  1. 「尊厳」とは何か―幸せに生きるためのキーワード
  2. 尊厳が傷つくとき―自己認識が削られるプロセス
  3. 尊厳が傷ついたときの3つのサイン
  4. 尊厳と人権―すべての人が大切にされる理由
  5. 尊厳は消えない―回復と幸せへのヒント

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

「自分の感覚を信じていいと思えません」

自分と他人の感覚は、思っている以上に異なります。

他人の話を聞いていると、自分の感覚を信じていいのか、わからなくなることってありますよね。

「これはつらい」「なにか変だな」

こういった心の声を、自分の中で何度も打ち消すことが続くと、どうなるでしょう?

本来は、自分の感覚を信じて、選択し進んでいくもの。
なのに、心は

“ 私の感じ方は信用してはいけない ”

というルールに書き換えてしまいます。

自分の感覚を信じられてこそ、健康に過ごすことができます。

あなたに時折、訪れる “ 気分の落ち込み ” は、「尊厳」が傷ついているサインかもしれません。

「尊厳」って、なんですか!?

知れば、あなたがきっと幸せを取り戻すヒントになりますよ。

「尊厳」とは何か―幸せに生きるためのキーワード

「尊厳」は、あなたが幸せに生きるために重要なキーワードです。

「尊厳」と聞くと、つかみどころのないように感じますよね。

「尊厳」がどんなものか知らなければ、

・自分の尊厳が守られているのか
・他人の尊厳をふみにじっていないか

わかりません。

いつのまにか尊厳を傷つけられていて、あなたの幸せを奪われているかもしれません。

尊厳って、こういうこと。

「人の尊厳を守る」とは「相手を大切に扱う」ということです。
「尊厳を傷つける」とは「相手の立場や気持ちを無視した発言や行動」ということです。

「尊厳」の対義語は、「卑下」「軽蔑」「侮辱」など。

もし、あなたが「自分の感覚を信じていいのか」と疑問に思うのなら、きっとこれまでたくさん尊厳を傷つけられる経験をしてきたのだと思います。

生まれたばかりの赤ちゃんは、自分の感覚を疑いません。

痛いから、泣く。不快だから、泣く。

「自分の感覚はおかしいかな?」とは思いません。

うれしいから、笑う。

「ここは笑っておかなきゃ、まずいかな?」と思って笑うわけではありませんね。

それが、だんだんと社会性を身につけて、時と場合を見て「表現していいか?」は選択できるようになります。

しかし、自分の感覚そのものは、疑う必要はないのです。

それは「あなたそのもの」だから。

自分を疑わなくてはならない状態になったのは、自分の感覚を話すと、否定され、評価され、批判され、意見を言われてきたからでしょう。

「あなたの立場や気持ちを無視した発言や行動」がくり返されるうちに、尊厳を傷つけられてきたのです。

尊厳が傷つくとき―自己認識が削られるプロセス

尊厳が傷つくとは、

「私はここにいていい」
「私の感じ方には意味がある」

という、土台となる自己認識が、少しずつ削られていく過程です。

いじめや差別などで、尊厳は大きく傷つきます。
「そこまでじゃないかな」と思っても、日常の積み重ねでも起こります。

・「苦しい」と伝えたときに、問題ではなく “ 自分の受け取り方 ” のほうが修正対象にされる。
・説明しなくてもよいはずのことを、なぜか自分だけが何度も説明している。

こうした体験が繰り返されると、いつのまにか、「これは思っていいことなのだろうか?」と、自分の感覚をいちいちチェックするようになります。

ありのままの感覚であってはならない、と思うようになります。

そして、こうなります。

「私は、自分の感覚を後回しにすることでしか、関係を保てない」
「あきらめて、伝えるのをやめる」

ほんの数ミリずつ削られるからこそ、気づいた時には “ なぜこんなに自分が小さくなったのか ” わからない状態になります。

尊厳が傷つき続けると、人はまず「痛みを感じなく」なっていきます。

正確には、感じてはいるのだけれど、感じないように脳と心が調整を始めるのです。
この環境で、生き延びるために。

尊厳が傷ついたときの3つのサイン

あなたは、どれくらい尊厳が傷ついているでしょうか?
3段階で見てみましょう。

1、自分の感覚を信じられない

最初に起こるのは、自分の感覚への不信です。

「これは私が大げさなのでは」
「気にする私が悪いのでは」

外からの扱いよりも先に、自分で自分を疑うようになります。

2、役割と立場を決めてしまう

次に起こるのは、役割と立場を決めてしまう(決められてしまう)
無意識のことの多いのですが、

・波風を立てない人になる
・我慢できる人になろうとする

もしくは、

・説明する人になる

というのもあります。

自分を説明しなければならない。これは思っているよりも大変なことです。
尊厳と関連の深いワード「人権」にも関わってきます。
これについては、後ほど。

3、喜びがなくなる、どうしたいかわからなくなる

さらに進むと、選択の感覚が失われます。
「どうしたいか」が薄れて、

「どうせ変わらない」「選んでも意味がない」

という世界観が定着します。

喜びが小さくなっていきます。

尊厳と人権―すべての人が大切にされる理由

尊厳は、プライドや自尊心とは違います。
もっと原初的な「人として大切にされる感覚」に近いものです。

尊厳と関連の深いワードに、「人権」があります。

尊厳 …… ひとりひとりが、尊ばれる存在であること。
人権 …… すべての人がもつ権利で、尊厳を守るための枠組み。

性別や年齢、障害、国籍などにかかわらず、誰もが平等に扱われる。
その根底にあるのが「人間の尊厳」です。

尊厳は、「内面的な価値」そのものに重きが置かれます。

「外面的な価値」である、収入や能力、社会的地位には差があっても、等しく大切にされるものが尊厳です。

目に見えない尊厳を守るために、法律などで人権を保障されます。

外面的なものによって、決めつけたり、不当な扱いをされるのを「人権侵害」と言います。

「人権侵害」は他にも、暴力やハラスメントなど、いろいろな形があります。

尊厳は、殴られたり怒鳴られたりした時だけ傷つくものではありません。

あなたが「人として大切にされる感覚」が弱まっているのなら、気がついていないだけで、どこかに人権侵害がある可能性があります。

それは案外、身近な人からの侵害かもしれません。

「人として大切にされる感覚」は、身近な人との関係の中が大きいからです。

尊厳は消えない―回復と幸せへのヒント

尊厳は傷つき続けても、消えることはありません。
ただ、声がとても小さくなるだけです。

尊厳が傷ついた先にあるのは、
「守るために縮こまった状態」です。

縮こまったものは、条件が整えば、また広がれます。
ここまで耐えてきたこと自体が、あなたの尊厳の強さでもあります。

尊厳を守るためには、「生きていていい」「大切にされている」という感覚を知ることが大切です。

心地よい感覚、幸せな感覚を知れば、違和感にも気がつくようになるからです。

長い間、ずっと尊厳が傷ついてきた人にとっては、なにが当たり前なのか、わからないこともあります。

すべての人が「人間に生まれてよかった」と喜べる日が必ず来ることを、お釈迦さまは教えられています。

そういう幸せ、喜びの身になるまで、生き抜いてください。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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