人間関係

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妻が不機嫌!妻の笑顔を取り戻すために試したい方法

【目次】

  1. 妻が不機嫌になる理由は、たった1つ
  2. 夫がラクになる、唯一の方法
  3. 妻の笑顔を取り戻すのは、案外、カンタン
  4. 女性が大切にしたい3つのこと
  5. 女性が大切にしたい3つのこと(1)絆をつくる「会話」
  6. 女性が大切にしたい3つのこと(2)安全なテリトリー「家」
  7. 女性が大切にしたい3つのこと(3)自分の身体を守ること
  8. あなたはどっちを選ぶ?「疲れが倍増」と「休める・ラクになる」

はじめに

こんにちは、心理カウンセラーの月見草です。

今回はこんなお悩みについてです。

妻が不機嫌で、理由もわかりません。
いろいろ言われるのですが、結局どうすればいいかわからないです。

困惑する気持ち、お察しします。
好き同士で結婚した仲なのに、なぜ、妻は不機嫌になっていくのでしょう。

価値観の相違、男性脳と女性脳の違い、経年変化……

理由はいろいろありますが、混乱したときは、シンプルに考えてみましょう。

妻が不機嫌になる理由は、たった1つ

妻が不機嫌になる理由は、たった1つ
「感覚のちがい」

感覚がちがうことが、すれ違いの原因と理解してください。

まず知ってほしいことは、「夫が悪い」「妻が悪い」ということではない、ということです。

どちらかが悪いという土俵から降りること。

ただ「感覚がちがう」だけなのです。

価値観の相違ってことですか?

価値観も含みますが、「感覚」とは、もっと広い意味です。

・同じものを見ても、感じることが異なる
・そもそも見えている世界がちがう
・感じたものの表現の仕方が異なる
・同じ問題でも、別の対処法をとる

こういったものを「感覚のちがい」と捉えます。

感覚がちがうなら、どうしようもないですね。

感覚がちがっても、夫のあなたがラクになる、有効な対処法があります。

夫がラクになる、唯一の方法

夫がラクになる、唯一の方法は「妻が笑顔になる」ことです。

しょっちゅうキレてくる妻よりも、笑顔の妻のほうがラクに決まっていますよね。

そりゃそうですが、妻が勝手にキレてきます。

たしかに、「彼女が笑顔を向けてくれない」と感じるかもしれません。

では、あなたに1つ質問をしましょう。

あなたが結婚したのは、キレてくる彼女ですか、笑顔の彼女ですか。

「この女性だ」と思って結婚するのですから、たいていは笑顔だったはずです。
最初からキレる不機嫌な彼女だったら、結婚していないでしょうから。

それが、キレる妻に変わってしまったのですね。

ということは、妻の中に笑顔は存在するわけです。

今は隠れてしまっているだけ。

妻の笑顔を取り戻しましょう。

妻の笑顔を取り戻すのは、案外、カンタン

妻の笑顔を取り戻すのは、案外、カンタンです。

妻が大切にしたいものを、知り、歩み寄る。→ 妻は笑顔になる
妻が大切にしているものを、無自覚に否定している。→ 妻が不機嫌になる

キレる妻に変わってしまったのは、なぜか。
妻が大切にしているものを、あなたが無自覚に否定してきたからです。

“ 無自覚に ”というのがクセ者。

あなたに悪気はなく、ただ普通にしていただけなのに、キレる妻に変わってしまうのですから、どうしていいかわかりませんよね。

あなたが “ 悪い ” わけではなく、ただ「感覚がちがう」だけなのですが、今のままでは、あなたはラクになりません。

妻の笑顔を取り戻し、あなたがラクになるために、「妻の感覚」を理解する必要があります。

そのために、「妻が大切にしているもの」を知りましょう。

女性が大切にしたい3つのこと

一般的に、女性が大切にしたいことは、おもに次の3つです。

女性が大切にしたい3つのこと
(1)絆をつくる「会話」
(2)安全なテリトリー「家」
(3)自分の身体を守ること

多様性がありますから、「男性的な女性」や「女性的な男性」もいます。

ですが、妻の笑顔を取り戻すには、女性的な感覚を知ることは不可欠
それだけ男女の感覚が異なるからです。

「そんなことどうでもいいのでは?」
「そこまで細かくなくても」
「キレなくてもいいじゃん」

男性からすれば、こう感じることばかり。

でも女性にとっては、重大で深刻なことなのです。

この「感覚のちがい」によって、夫は妻が大切にしているものを、無自覚に否定してしまいます。
妻が不機嫌になるのは、当然の反応です。

まだあなたの知らない女性の謎を解明しましょう。

女性が大切にしたい3つのこと(1)絆をつくる「会話」

女性のほうが圧倒的に「話す」ことに重きがあります。

1日に男性7000語、女性20000語
女性がストレスを感じるのは……
1日に6000語以下

男性は仕事で人と話して「もうたくさん。一人になりたい」と思っていても、女性はまだ話し足りません。

「それなら女性同士でおしゃべりしてくれよ……」と思われるかもしれませんが、数の問題だけではありません。

話すことで、絆を大切にしているのです。
あなたとの絆を強固にするには、「あなたとの」会話が不可欠です。

男性が話す目的は、問題解決・情報収集
女性が話す目的は、共感・安心できる関係性(絆)

女性は、会話につまずくと、もっとも大切な絆が弱まったと感じます。
そして脳が「生命の危機だ」と判断します。

夫からすれば「そんなことで絆が弱まったりしない」と思うでしょう。
それは男性の感覚です。

女性の感覚では、命にかかわるレベルなのです。

男性は、食事が不足すると元気が出ないように、
女性は、会話が不足すると元気がなくなります。
男性は、健康診断で異常値だと不安になるように、
女性は共感されないと、異常を察知し、強い不安を感じます。

少しは想像していただけるでしょうか。

「忙しいんだ、後にしてくれ」
「これだけ聞いてあげたじゃないか」
それは男性の都合、男性の理屈です。

女性側からすれば「ちゃんと話を聞いてもらえない」「大切な絆を後回しにしている」と感じます。
妻が不機嫌になるのも当然なのです。

女性が大切にしたい3つのこと(2)安全なテリトリー「家」

家は、女性にとって城・テリトリー・安全基地です。

家は、夫のものでもあるでしょ?
むしろ僕が買った家なんですが。

もちろん、二人の場所です。
ですが、太古の昔から、男は外で狩りをし、女は住居を守り、子どもを育んできました。
女性は「家族の安全を守るため」に、家を快適にしようとします。

とくに専業主婦や家にいる時間が長い女性にとって、家は「私の領域」。
自分の領域に侵入され、荒らされるのは不快に感じるのです。

そのわりに、家は片付いてないですが。

家事に参加している男性ならわかると思いますが、洗濯・料理・掃除どれひとつやるにも、案外、時間がかかります。
手を抜くことも覚えなければ、他のことができません。

しかも毎日、同じことの繰り返しですから、うんざりして放置ぎみになることもあるでしょう。
仕事をしていれば、なおさらです。

「できる・できない」と、心理的に「やろうとする」とは、少し違います。

夫の目にわかるような行動が伴わないときでも、女性心理としては「テリトリーの安全を保とう」としています。

重視する場所は人によって異なりますが、キッチンにいる時間が長い主婦にとっては、とくにキッチンで勝手なことをされたくないものです。

妻が思ったとおりに使ってもらえないと、どうなるでしょう。
安全基地の中で、危険を感じることになってしまいます。

できるだけ、言われた通りにしていますが。

それは男性の感覚です。

色の見え方でいうと、女性は、男性の4倍以上の色を識別できると言われます。

男性は7色、女性は29色

・目の構造のちがい
・男性ホルモン(テストステロン)の影響
・遺伝子(X染色体)の影響
など、理由はいろいろ挙げられますが、色を識別する能力は明らかに異なります。

色は比較的わかりやすい男女差ですが、色以外にも、さまざまな感覚が女性は細やかだと言われます。

夫が自覚できないレベルで、妻はさまざまなことに気がついているのです。

夫は言われた通りにしているつもりでも、妻からすれば「言った通りやってもらえない」「勝手なことをされる」と感じています。
妻が不機嫌になるのも当然なのです。

女性が大切にしたい3つのこと(3)自分の身体を守ること

女性は特に、母となり生命を宿す可能性があるので、本能的に自分の身体を守ります。

自分の身体を守れなければ、子孫の繁栄の危機に関わる。

実際に「産む・産まない」は別として、本能的にプログラムされている感覚です。

そのため、寒い、暑い、空腹、疲労感、などに敏感です。
ちょっとしたことでも不安になりやすく、イライラするのです。

大人なのだから、体調やイライラを自分でコントロールするのが、自己管理ではないんですか?

「自己管理できる」と思うのは、男性の感覚です。
経験したことがないから、わからないのだと思います。

日々のホルモンの変化を例えてみますと、

男性は、平坦な道を歩くようなもの
女性は、ジェットコースターのようなもの

女性は、ジェットコースターが高速で走行し、急な坂やカーブのように分泌が増え、急降下するように分泌が減ります。
複数のホルモンが絡み合っていますから、時には上下反転するレールのように、スリルと興奮の激的な変化があります。

体の内部からの刺激で、自分でも無意識に攻撃することがあるのです。
男性よりもイライラが起きやすいことを、よくよく理解していただけたらと思います。

男性も、風邪のときは免疫細胞や白血球が増えて疲れやすいように、
女性ホルモンだけでも体力を消耗しています。
外見ではわからなくても、女性は疲れやすいのです。

文字通り ” 日々 ” 変化する大切な身体を、女性は自分で守らねばなりません。

いちばん身近な存在である夫に、守ってもらえないと感じたらどうでしょう。
妻が不機嫌になるのも当然なのです。

あなたはどっちを選ぶ?「疲れが倍増」と「休める・ラクになる」

男性は仕事の感覚が優れています。
仕事は、効率よく、問題に対処するのが重要。

ところが、夫婦のことは、男性の感覚では必ず失敗します。
家族は、効率を考えず、共感するのが重要。

でも仕事で疲れているのだから、家ぐらい、ゆっくりさせてくれてもいいのでは……

たしかに、仕事だけで疲れていますよね。

ですが、男性の感覚で、妻の話を聞いていたら、妻は必ず怒ります。
あなたは次のどちらを選びますか。

ケンカして疲れを倍増させ、仕事にも支障が出て、さらに疲れる
妻が笑顔で、家事を気分よくやってくれて、そのぶん気持ちが休める・ラクになる

あなたが苦しむのは、無意識であっても、悪気はなくても、あなたの行いの結果です。
まず自分が変われば、相手は変わります。

妻が大切にしたいものを、知り、歩み寄る。→ 妻は笑顔になる
妻が大切にしているものを、無自覚に否定している。→ 妻が不機嫌になる

とお話ししてきました。

「利他の精神」「自利利他」という仏教の言葉があります。

他人に利益を与えるままが、自分の利益となって返ってくる。
そしてともに幸せになれる。

と仏教では教えます。一方、

「自分さえ幸せになれればよい、他の人はどうなってもかまわない」

と考えるのを、我利我利亡者といいます。

こんな心掛けで事を進める人は「自損損他」で、他人に損をさせるのはもちろん、自分も行き詰まり、結局、損をすることになると教えています。

妻の感覚に合わせて、妻を笑顔にするままが、夫の幸せになります。

男性の考え方で、自分の意見を通そうとすれば、夫も行き詰まってしまいます。

仏教の考え方を学ぶことで、あなたの生き方が変わりますよ。

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この記事を書いた人

ライター:月見 草

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