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今回はこんなお悩みについてです。
思い通りにならないことが、人生には山ほどありますね。
大きなことから、小さなことまで。
思い通りにならずに悩んでいることにかぎって、人からも何か言われやすいと思いませんか。
「早く結婚しなさい」
「子どもは早く産んでおいたほうがいいわよ」
「ちゃんと学校にいきなさい」
「なんで普通にできないの」
「この先どうするの?」
自分が一番悩んでいることを、急かされ、心配され、叱られる。
これで、二重苦です。
さらに、
これで、三重苦。
挙げ句の果てに、
「あなたのためを思って言っているのよ」
なんて言われる。
“ 私のためを思うなら、そっとしておいてください ”
そんなふうに心の中でつぶやいて、心の扉を閉ざす……。
思うようにならないものですね。
他人は変えられません。
少しは変わってもらえるかもしれませんが、期待して裏切られると、さらにダメージが大きくなります。
あなたが自分の中で、思い通りにならない現実と向き合っていけるように、考えてみたいと思います。あなたを応援しています。
頭で考えた「理想の生き方」なんて、その通りにいくことはない、と知っておくことも大切です。
私が思い通りにならなかったときの話をしましょう。
私は20代の頃、うつ病になりました。
調子を崩すまでは、活動的なほうで、いろいろなことに興味をもち、理想の生き方も思い描いていました。
それが、あるとき突然、ブレーカーが落ちたように、体が動かなくなります。
メンタル不調になると、何もかも思い通りになりません。
何にも興味が湧かず、友達と会う気力も無く、働く意欲もおきません。
それどころか、眠ることも、食べることも、起き上がることもできません。
現実を受け入れることができませんでした。
ずいぶん時間はかかりましたが、しばらくして、いい意味でアキラメがついてきました。
「これが現実なのだな」と。
同じような境遇の人の話を聞いたり、体験記の本を読んだりするうちに、
「もしかしたら貴重な体験なのかも」
とさえ思うようになりました。
「あのとき病気を経験してよかった」と思うのです。
メンタル不調になって初めて、人生を見直すことができたから。
障壁にぶつからならなければ、生き方を変えることはなかったでしょう。
生き方を変えないまま、苦しんでいる人が何と多いことか。
「昔の考え方のまま、人生を突っ走っていたらどうなっていただろう……。」と、ぞっとする気持ちさえあります。
どんな経験も、似ているのではないでしょうか。
襲いかかってきた出来事を、自分の人生に必要だったと位置づけができたら、スーッとラクになります。
私も抵抗した時期が長くありました。
年単位で試行錯誤しながら、自分の状況を受け入れ、等身大のやり方で対処できるようになりました。
そういう方もあるでしょう。
それでも、あなたの身の上に起きていることは、あなた自身が、生きてゆくしかありません。
最悪の状況を乗り越える方法は、記事の後半に書きます。
病気、事故、災害、大切な人の死、失業、借金、不登校、家庭の不和……
「苦しみは、人の数だけある」と言っても過言ではないでしょう。
病人はみな「自分が一番苦しい」と思っていて、“ 甲乙つけがたい ” から、甲乙の次の「丙」と書くそうです。
病気にかぎらず、どんな苦しみも、こう感じるものです。
思い通りにならず、気持ちの整理もできないときは、どう考えたらいいか。
それを一緒に考えてみましょう。
世界的にハイレベルな人たちでも、思い通りにはなりません。
オリンピック選手が、頭で考えた通りに動けるのなら、毎日、血のにじむような鍛練など必要ないでしょう。
スポーツなら順位がわかりやすいので、等身大の自分を受け入れやすいと思います。
日々の生活や人間関係、人生についてはどうでしょうか。
スポーツ以上に、さまざまなスキルが求められます。
すべての面で思い通りにうまくいく人など、ほとんどいないのではないでしょうか。
思い通りにならないことがあるのも当然なのに、なぜか「思い通りになるはず」と期待しがちではありませんか。
思い通りにならないことにイライラするときは、どんな期待をもっているか、見直してみましょう。
・親は、子どもが思い通りに育つと期待する
・上司は、部下が思い通りに動くと期待する
・部下は、上司が的確な指示を出してくれると期待する
・妻は、夫が理想的な行動をとってくれると期待する
・夫は、妻が感情的にならず愛情をくれると期待する
・友達は、思い通りの反応をしてくれると期待する
・受験には思い描いたとおりに合格できると想像する
・平均的な年齢で、結婚、出産、育児をすると思い込む
・健康診断では、適正範囲の値が出ると思っている
・病気や事故や身内の死は、他人事で、自分には起こらないと思う
・平均寿命までは生きると思い込んでいる
だからといって、「期待しないほうがいい」とは言いません。
期待はしてしまうもの。
それだけ頼りにし、あて力にしているということです。
頼れるものが多いのは、恵まれている証拠です。
では、期待に裏切られてイライラするのを防ぐには、どうしたらよいでしょうか。
期待・望みを見直すことは大切です。
現実的な期待でなければ、裏切られるのも当然です。
実現可能な望みでなければ、自分を苦しめるだけです。
他人にばかり要求しているなら、他人を苦しめ、やがてあなたから離れていきます。
後悔のタメ息を残したくないなら、あなたの期待・望みを見直しましょう。
また、行動も重要です。
なにも行動を起こさずに、漠然と嘆いていたって、現実は何も変わりません。
あなたは、あなたのままでいい。
別の誰かになる必要はありません。
だけど、あえて「強くなれ」と言わせてください。
思い通りにならないからといって、自暴自棄になっていませんか。
あなたの可能性をあきらめていませんか?
あなたはまだ本当の行動を起こしていないのです。
結果が実るような本当の行動を。
「1万時間の法則」というものがあります。
心理学者アンダース・エリクソン教授の研究論文に基づいて提唱されました。
約3年半です。「石の上にも三年」と言われるゆえんですね。
約10年です。
約27年かかります。
1つのことを習得し、思い通りになるには、これくらいの練習時間が必要だということです。
それより早く身についたなら、儲けもの。
早く身につくパターンは2つあります。
生まれ持った特性の差はあります。
いわゆる才能ですね。
もしかしたら、あなたが過去世に努力して、身につけてきたものかもしれません。
練習の質が高ければ、練習量が少なくても結果につながります。
よき師に出会い、導いてもらうことができれば、身につきます。
親や友達など、身近にモデルとなる人がいれば、イメージしやすく模倣できるので、習得は早くなります。
もし才能は無くとも、「続ける」ことは大切です。
こんなエピソードがあります。
釈迦の十大弟子の1人、シュリハンドクは、自分の名前も覚えられぬ人でした。
「どうして私は、こんなバカに生まれたのでしょうか」
泣いているシュリハンドクに、お釈迦様は、
「悲しむ必要はない。おまえは自分の愚かさを知っている。世の中には、賢いと思っている愚か者が多い。
愚かさを知ることは、もっともさとりに近いのだ」
と、やさしくなぐさめられて、一本のほうきと『ちりを払わん、あかを除かん』の言葉を授けられました。
シュリハンドクは清掃しながら、言葉を必死に覚えようとしましたが、覚えることができません。
彼はそれを20年間続けました。
お釈迦様は、
「おまえは、何年掃除しても上達しないが、腐らずよく同じことを続ける。
上達することも大切だが、根気よく同じことを続けるのはもっと大事だ」
と、彼のひたむきな精進を褒められたのです。
やがてシュリハンドクは、思ってもみなかったところにホコリを見つけ、
「オレは愚かだと思っていたが、オレの気づかないところに、どれだけ愚かなところがあるか、わかったものではない」
と驚きました。ついに彼はさとりが開けたのです。
よき師に出会い、長期の努力精進に耐えた結実でしょう。
人生で身につけておきたいことは山ほどあります。
どれ1つとっても、習得するのに時間がかかります。
しかもこれだけ多岐にわたるのですから、どれか思い通りにならなくても、当然といえば当然。
それなのに、他人と比較して「私は、なんであの人のようにできないんだろう……」と思いませんか。
そんな比較をしても仕方がないのです。
「比」という漢字は、人が、人の背中を追いかけている絵からできた会意文字です。
人の背中を追いかけるのをやめれば、「思い通りにならなくてイライラする」という苦しみは、半減するのではないでしょうか。
そうですね、人はとかく比較したがる生き物です。
どうせ比較するなら、いっそのこと、こんな比較をしましょう!
日本の有名な仏教の古典にこんな言葉があります。
「まず三悪道を離れて人間に生るること、大なるよろこびなり。
身は賤しくとも畜生に劣らんや、
家は貧しくとも餓鬼に勝るべし、
心に思うことかなはずとも地獄の苦に比ぶべからず。」
源信僧都『横川法語』
「三悪道」とは、地獄・餓鬼・畜生の3つの世界です。
苦しみのひどい世界を言われます。
これに比較して、人間は「三善道」の1つです。
苦しみがマシな世界です。
思い通りにならないことにイライラして苦しんでいるとしても、三悪道の苦しみに比較すれば、まだマシなのです。
身近な人と比較して嘆くよりも、もっと大きなスパンで、今の自分を眺めてみてはいかがでしょうか。
どこか遠くに、理想の生き方が転がっているわけではありません。
まず「今」が、自分にとって “ 恵まれている ” 人生の側面に気づくことは大切だと思います。
しかし同時に、忘れてはならない事実があります。
お釈迦様は「生老病死」の四苦を教えられ、「人生は苦なり」の実態を説かれました。
どんなに幸せでうまくいっても、老いや、病や、死によって幸せが崩れてしまったら、「思い通りにならなかった」人生で終わります。
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