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今回はこんなお悩みについてです。
どう生きたらいいのか、わからなくなることってありますよね。
車の運転は、免許を取らなければ走りだせないのに、
人生は、なにも教わらないまま、気がつけば始まっています。
赤ん坊にオギャーっと産まれてから、見よう見まねで生きてきたと思います。
免許を取るときは、1つ1つ練習しますよね。
道の走り方、坂道の登り方、アクセルとブレーキ、右折・左折の仕方、駐車の仕方、道路標示の見方、ミラーで後方確認……など。
人生に当てはめてみると、こんな感じでしょうか?
車の運転どころではない「人生」は、練習もせず、いきなり本番です。
スピードを出しすぎたり、ぶつかったり、失敗も多々あるでしょう。
満身創痍でメンテナンスが必要なこともあるかもしれません。
生まれてから今日まで、とりあえず走ってきたけれど、よく考えたら「何のために走っているんだろう……」と考え込むのもわかります。
この記事を参考にしながら、少し立ち止まって、考えてみていただけたらと思います。
取捨選択するには、「重みづけ」が必要です。
同じ出来事でも、人によって捉え方が異なりますね。
価値観もちがう、感じ方もちがう。
これは、脳が「これが重要だ」と思う「重みづけ」が異なるからなのです。
コンピュータは、重みづけをしなければ、答えを出せないまま、計算を延々と続けます。
ちょうどそのように、人も「重みづけ」をしなければ、何も決められないまま延々と選べないのです。
解剖学で長年、脳の研究をしている東大名誉教授の養老孟司氏は、「コンピュータと感情の間にはそう本質的な差はない」と言っています。
重みづけをつけないコンピュータはバカなコンピュータです。律儀に、機械的にたいへんなエネルギーを使って計算をしつづける。こう考えると、コンピュータと感情の間にはそう本質的な差はない。
「結婚相手が決まるカラクリ」
どうして相手が決まるのかというと、一目惚れとか、そういうアホなことで決めているわけです。先ほどいった通り、入力にバイアスがかかっているからです。勝手なバイアスをつけて、その重みをほぼ絶対なものとして認めるから、相手が決まる。
(『まともバカ』2023年、だいわ文庫)
結婚相手は、40年、50年と一緒に過ごす重要な人。
ですが、「誰が正解?」と計算し始めたら、答えは出ないでしょう。
あの人もこの人も良いところがある。とても1人には選びきれません。
生き方がわからない理由も、重みづけと関連しています。
瞬間的に「好き!」「嫌い」という感情が起きるのは、無意識の重みづけです。
意識して重みをつけているものもありますが、ほとんどは無意識です。
心理学では「バイアス」といいます。
バイアスは、思い込みや偏見ですから、あまりいいイメージではないかもしれません。
ですが、「バイアスなしに生きていける人はいない」と言っても過言ではありません。
バイアスがあるから、選択や判断ができるのです。
たくさんのメニューの中から決めることができるのも、バイアスがあり、重みづけをしているからです。
「なんでオムライス?」と聞かれても、
「なんとなく……」と答えるのではないでしょうか。
無意識レベルで、重みづけをしているのです。
これが「バイアス」です。
バイアスは、誰もがもっています。
ないと生きていけません。
同時に、自分を苦しめたり、他人を傷つけたりするようなバイアスは、修正したほうがよいでしょう。
あなたは、次のように思い込んでいませんか?
それは絶対に変わらない事実なのでしょうか。
あなたの価値観を決めているのも、重みづけです。
人はそれぞれ、自分がもっているバイアスに従って判断し、選択して生きています。
しかしバイアスの正体は、たいてい、幼いときに思い込んだことや、「周囲の人が言っていたから」という理由だけでつくり上げたものです。
生き方がわからなくなったときは、自分の重みづけを見直してみましょう。
何に重きを置くかで、生き方は変わります。
仕事をするときも、何に重きを置くのかによって、仕事のしかたが全く違ってきます。
どれが正解とは言い切れません。
どれも一長一短があり、時と場合によっても「なにが適切か」は変わります。
正確に、迅速に、完璧な仕上がりで、まわりの人ともうまくやっていても、自分の気持ちが置き去りになって、メンタル不調に陥るかもしれません。
生き方がわからなくなったら、重みづけを変えてみましょう。
重みづけは、無意識レベルで行われています。
しかし人は、頭であれこれ考えるので、なにが自分に合うのか、わからなくなることがあります。
生き方がわからなくなる3つのパターンを挙げてみましょう。
生き方がわからない理由は、もしかしたら、次のような背景があるのかもしれません。
重みづけをしようとしても、否定されたら、混乱してバグを起こします。
他人や環境に合わせるのはいいことですが、人によって「いい」と思うものが異なるので、合わせすぎると混乱して、生き方を見失います。
問題なくのびのびと育った人でも、生き方がわからなくなることはあります。
生き方がわからなくなったのは、何かきっかけがあったのかもしれません。
とくに問題があるわけでもないのに、漠然とした気持ちは、かえって対処しづらいものかもしれません。
また、自分の素直な感覚にしたがったつもりが、否応なしに重みづけされてしまうケースもあります。
脳の報酬系が刺激され、ホルモン分泌が崩れ、コントロールできなくなっているだけなのに「ゲームが自分にとって重要なのだ」と思い込まされているような状態です。
生き方がわからなくなった人には、「バランスをとりましょう」と勧めます。
深く悩み始めると、無自覚のうちに極端な考えをして、認知の偏りが強くなるからです。
重みづけを変えて、バランスをとることはできます。しかし、
「バランスをとる」とは、ある意味、平均的な生き方です。
平均的なら、社会に適応しやすくなるので、生きやすくなります。
しかし、その人の個性が隠れてしまうリスクがあります。
生まれ持った特性や、親や友達との関わりの中でつくり上げてきた個性は、尖ったものは尖ったまま、凹んだものは凹んだままのほうが、「自分らしさ」なのかもしれません。
幸せになる副作用のようなものも、あるように思います。
そういうリスクも踏まえながら、あなたはどんな「重みづけ」をするのか。
「生き方」の答えは、あなたの中にあります。
誰かから決められるものでもなく、どこかに「正解」があるわけでもない。みんなから褒められる「完璧な重みづけ」もありません。
あなた自身が答えになるのです。
答えはあなたが自分で見つけていくしかありません。
しかし、自分の中に答えがあるといっても、考えねばならないことはまだあります。
こんな生き方は、正解だと思いますか?
ふつうは「そんなのよくない」と思うでしょう。
しかし、戦国時代の武将はそういう人です。
多くの殺人をして、武勲を立てたから、歴史に名が残っているのです。
そう思われるかもしれませんが、戦国時代はゲームや物語ではなく、実際にあったこと。
当時はそれが「成功」であり「いい生き方」だったわけです。
たしかに、戦国武将の考え方はおもしろいですよね。
しかし、今もし同じことをすれば、ただの犯罪者です。
個性も活かしつつ、今の時代に合った生き方をすれば、「いい生き方」と称賛されるでしょうが、時代に翻弄されます。
AIやIT技術の進歩で、目まぐるしく変わる時代です。
世界規模で、ウイルスの猛威にふり回されることもあります。
どこかの国の軍事力の行使によって、世界が一瞬にして戦争に巻き込まれるかもしれません。
そうなれば、どんな生き方が「いい生き方」なのか、またわからなくなります。
車の教習所でも習わないことがあります。
それは「目的地」です。
運転するうえで、もっとも大切なのは「行き先」です。
カーナビがついていても、「目的地がわからない……」という人に対して、行き先を教えてはくれないでしょう。
運転はうまい・下手があっても、目的地にたどりつけたらいいのです。
車ではない移動手段もあります。
海外へ行きたいのに、徒歩ではいけません。
近所のスーパーに行くのに、飛行機に乗る人はいないでしょう。
どこへ行くのか。目的地が決まって初めて「行き方」が決まります。
同じように、人生も目的地がもっとも大切です。
どんな重みづけをしても、どんな生き方をしても、人生の目的がわからないままでは、時代に翻弄され、他人や環境にふり回されます。
人生の目的は、生き方よりも、先に考えるべき、もっと大事なことなのです。
生き方がわからなくなったら、人生の目的について考える好機到来です。
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