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今回はこんなお悩みについてです。
怒りの感情って本当に厄介ですよね。
(1)怒っている人との接し方
(2)怒りが出てくる自分との接し方
今回は、この2つについて考えてみましょう。
怒りをぶつけられたり、イライラしている人が側にいたりすると、困ってしまいますよね。
自分が怒るのをコントロールするよりは、怒っている他人との接し方のほうが比較的コントロールしやすいので、こちらから見ていきましょう。
怒っている本人も、周りも、みな嫌な気持ちになりますよね。
「怒り」は、仏教で108の煩悩の中でもっとも恐ろしい「三毒の煩悩」に挙げられています。
全身に毒が回るように、その人自身を苦しめる悪い行いです。
ここで「いい・悪い」というのは、自分に善い結果をもたらすのは善い行い、自分に悪い結果をもたらすのは悪い行い、ということです。
怒っている人との接し方で、1つだけ守りたいこと。
「怒る」という過ちを犯す人に対して、あなたも怒ったら、あなた自身も苦しみ、負の連鎖になってしまいます。
一緒に腹を立てないようにするには、
怒っている人のことを、心理的に少し離してみることができるといいですね。
心理的に離すことが難しい場合は、丁寧に断って、一旦、物理的に離れたほうがいいこともあります。
自分の心をよく見つめると、
と思えることもあるのではないでしょうか。
こう感じることも、もちろんあると思います。
当事者ではないから「自分はあんなふうに怒らない」と思うかもしれませんが、人は追い詰められると、どんなことでもしてしまうものです。
有名な『歎異抄』には、こう書かれています。
縁さえくれば、どんな恐ろしいこともしてしまうのが、人間なのです。
他人から見てもわからない、いろいろなことが重なって、その人は追い詰められているのかもしれません。
こういう視点をもつだけでも、怒っている人との接し方が変わるのではないでしょうか。
怒っている人のことも、怒らないことです。
人を怒らせないコツがあります。
怒りが出るのは、欲が妨げられたときです。
欲が満たされているとき、激しく怒ることはあまりないのではないでしょうか。
こういうときは、心が穏やかでしょう。
2002年にノーベル経済学賞を受賞した心理学者、ダニエル・カーネマン博士は、世界的ベストセラーとなった著書『ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか』で、次の実験結果を紹介しています。
空腹になった判定人たちは、共感力が落ちたり、イライラしたりします。
そして、申請を却下しがちになるそうです。
また、心理学には「ランチョンテクニック」があります。
人を怒らせないコツ。
頼みごとをしたいときは、食事をしながらか、食後にするといいでしょう。
相手の欲が満たされていないときは、要注意です。
相手がすでに怒ってしまっているとき、どうすればいいでしょうか。
できるだけ早く、相手の怒りを鎮めたいですね。
怒りは、本人にしか鎮めることはできません。
ですが、あなたは2つのことができます。
怒りが出るのは、欲が妨げられたときなので、「この人が怒らずにいられないのは、どんな欲が隠れているのだろう」と考えてみることです。
・どうしてほしかったのか
・何に困っているのか
・どうなりたいのか
怒っている人を目の前にすると、あなたも動揺してしまうと思いますが、できるだけ冷静に話を聞き、同じ目線で考えてみましょう。
怒っている人とは、困っている人です。
あなたが共感的に話を聞けば、困っている気持ちが収まり、怒りを鎮める助けになるはずです。
仏教では、相手のために、お金や時間や労力を使う(与える)ことを「布施」といい、善い行いだといわれます。
怒っている人には、近づきたくないかもしれませんが、相手のためを思って接すれば、あなたが徳を積み、あなたに善い結果が現れます。
「これも布施の善行なのだ」と思えば、あなたも少しは冷静に聞けるかもしれません。
こう思う時は、もしかしたら、あなたが相手の怒りの炎に、燃料を投下し続けているかもしれません。
「でも」「だけど」「だって」
「そんなことくらいで」
「お前が悪い」
このように、相手の言葉を否定したり、感情を否定したり、自分の言い訳を主張したりすれば、怒りの炎に燃料を投下しているようなものです。
怒るにもエネルギーが要ります。
燃料さえ投下しなければ、怒りの感情は長くは続きません。
怒りは自然と鎮まるものです。
あなたが燃料を補給してしまっていないか、確認してみることをおすすめします。
相手が怒ってしまってから、何とかしようとするのは、難易度が高いかもしれません。
怒らせるような言動をとらないように、日頃から気をつけることも大切です。
ですが、あなたが相手を怒らせる「縁」になることはあります。
仏教には、私たちがもっとも知りたい「運命」の仕組みが解明されています。
それが「因縁果の道理」です。
たとえば、毎日食べている米の「因」はモミダネ、「縁」は日光や空気、水、土などです。
このように、「すべての結果は因と縁によって生ずる」とお釈迦様は言われています。
怒っている人を見て、あなたが気に病む必要はありません。
あなたが受け取らなければ、その怒りはあくまで本人のものです。
一方で、相手を怒らせる「縁」にならないように、気をつけることはできます。
あなたの言動がきっかけで、相手が怒っているのなら、
自分の言動を反省しましょう。
相手のためにも、自分のためにもなります。
お釈迦様の教えられた善い行いに、「禅定」「精進」があります。
自分が何を反省し、具体的にどう改善し、向上につなげる努力をするか。
こう考えることは、善い行いです。
誰にでも未熟な部分はあります。
むやみに落ち込むのではなく、具体的に反省し、努力につなげましょう。
自分の未熟な点は、できるだけ素直に謝ることも、大切です。
幸せになりたければ、善い行いをしましょう。
そういう時も、ありますよね。
怒りは、自分を苦しめる悪い行いです。
そう頭ではわかっていても、やめられないのが人間の心というもの。
「怒る」というのは、一種の過ちです。
誰にでも、過ちや失敗はあります。
過ちを犯した自分に対して怒ったところで、どうにもなりません。
負の連鎖になるだけです。
怒ってしまう自分のことも、責めないことです。
できるだけ怒らないようにする努力は、もちろん必要ですが、
怒りの炎の前には、理性はコップ一杯の水に過ぎません。
いけないとわかっていても、怒ってしまうのが人間なのです。
なぜ怒りの心が出てくるのか。
欲・怒り・愚痴の3つを「三毒の煩悩」と言われます。
煩悩について、詳しく教えられているのが仏教です。
仏教を聞き、怒ってしまう自分の心をみつめてみてはいかがでしょうか。
怒らないためには、どうすればいいかを考えてみましょう。
欲が妨げられると、怒りになります。
私が、怒らずにいられないのは、どんな欲が隠れているのでしょうか。
・どうしてほしかったのか
・何に困っているのか
・どうなりたいのか
相手のせいではありません。
相手はあくまで「縁」であり、自分の心に原因があります。
もちろん、よい縁を選ぶことも大切です。
ですが、縁は選べないこともあります。
自分の欲をよく知り、どんな時に怒ってしまうのか、分析しましょう。
あなたが思っている以上に、欲は大きいものです。
仏教では、「怒り」の反対は、忍耐(忍辱)と言われます。
忍耐は善、怒りは悪です。
悪をしながら善をすることはできませんから、善をすれば、悪はやめることができます。
すぐに身につくものではありません。
筋トレと同じように、心のトレーニングも、少しずつ鍛えられていきます。
・怒りの気持ちが湧いてきたとき
・相手が怒っているとき
こんなときこそ、忍耐の練習です。
布施、忍辱、精進、禅定は、お釈迦様が教えられた「六度万行」の中の4つです。
六度万行とは、たくさんの善(万行)を、6つにまとめられたものです。
このように、仏教にはさまざまな「善」と「悪」が説かれています。
善い行いをすれば、善い結果、
悪い行いをすれば、悪い結果が現れます。
今、苦しい結果を受けているのなら、悪をやめ、善をすれば、人生は好転します。
もっと詳しく知りたい方は、仏教を学んでみてください。
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