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期待通りでは彼女は満足しない!?「顧客満足の式」で「オムライス問題」を解いてみた

こんにちは、拓海です。
朝晩、冷え込むようになってきました。体調管理に気をつけたいと思います。

皆さんは、相手の不満や要望に一生懸命に応えているのに、思うように満足してもらえなかった経験はありませんか。今回は、ある本を読んで知ったことを参考に、相手に満足してもらう時のポイントを考えてみたいと思います。

彼氏が彼女にオムライスを作ってみた・・・

昔々、あるところで、彼氏が彼女に、オムライスを作りました。
腕によりをかけて一生懸命作ったオムライスだったのですが、ニンジンが硬かったのですね。ほとんど火が通っていない(泣)

食べた彼女が、少し間を置いて一言。
「・・・斬新な食感だね」
しばらくして、彼氏は、名誉挽回のため、再挑戦。
前回と違い、硬いニンジンをかじることもなく、手作りオムライスは美味しく味わうことができました。

しかし、彼女から「また作って」と言われることはありませんでした。

なぜ、でしょう。

期待に100%応えても、満足度0点?

『100円のコーラを1000円で売る方法』(中経出版,永井孝尚著,2011年)という本を、ご存じでしょうか?当時、10万部以上売れ、話題になった本です。

私がこの本の存在を知ったのは、ちょうど大学を卒業した頃だったと思います。タイトルに引かれ、某古本屋で購入し、一気に読んだ覚えがあります。

売れる商品を開発するために、いろいろな経営戦略や考え方などを紹介しており、その業界に無知だった私には、とても新鮮な内容でした。

そこに紹介されていることで、「顧客満足の式」というものがあります。

どうすれば、お客さんが満足するのか、を式で表したものです。

顧客が感じた価値 - 事前期待値 = 顧客満足度

・・・難しいですね。

期待していた通りの価値の商品を提供しても、買ったお客さんの満足度0点になるということです。
つまり、その商品は売れない、ということです。

例えば、先のオムライス。

そもそも、最初に、ニンジンが硬かったというのは、マイナスですね。

そこで、「ニンジンが硬かった」とのお客さん(彼女)のクレームに応え、ちょうどよい食感のニンジンのオムライスを作っても、実は満足度0点、ということです。

相手にとって本当に大事な価値を

私たちは、ついつい、相手の不満やニーズに応えれば、相手は満足すると思います。

ところが、お客様からのニーズといっても、それがすべて本当に正しいことかも分かりません。それに、お客さんが欲しがっているものが、本当はお客さんにとっては、よくない結果を招くこともあるかもしれません。

相手を本当に満足させるのは、相手にとって本当に大事なこと、より価値を感じられるものを、提供することにあります。

予想している以上の価値を感じられると、お客さんはより満足でき、商品はヒットするということです。

ただし、だからといって、オムライスのニンジンが硬くてもいいということでは決してありません。

例えば、ですが。
前回、硬いニンジンのオムライスを食べさせられている彼女にとっては、次こそは、ニンジンは硬くないだろうと、期待します。その期待に応えて作っただけでは、予想通りです。

そこで塩分を控えめの、低カロリーオムライスを作ったとします。ダイエットをしている彼女には、喜ばれるでしょう。しかも、油を使わずに作っているのに、通常のものと遜色なく美味しいので、なお良い。

ただ美味しいオムライス、ではなく、自分の健康を気遣ってもくれたのだと感じられ、彼女もうれしいはずです。「また作ってほしい」との声になったかもしれません。
期待以上の価値を提供する1つの方法と思います。

誕生日に、ただ何か物をプレゼントするだけでなく、サプライズの演出などが女性に多く喜ばれるのも、ここにあると思います。

期待通りでは、売れる商品にはならない。期待以上の価値を示した時、商品が売れる、ということを学んだ本でした。
もちろん、すべてに当てはまるということではないと思いますが。

私も、何かする時には、何かひと工夫を加えるようにしています。
せっかくなら、より喜んでもらいたい、と思いますので。

仏教への期待値と、示す価値

ところで現代、仏教に期待を持っている人は、どれだけあるでしょか。

若い世代で、仏教を学びたいと思う人は、まだまだ少数派だと思います。
私の回りでも、週2回ピアノ教室に通っているという友達はありましたが、週2回、寺に通っている友達はいませんでした。

少なくとも、私自身、仏教を学ぶ前は、葬式や法事について教えられているのかな、程度の認識で、特別、関心も期待も持っていませんでした。

ひょんなきっかけで仏教を知り、自分が想像していたものとは全くかけ離れた価値を、私に示してきてくれたのです。びっくりしました。

今、世界各地でも、仏教に関心を寄せ、学んでいる人が増えています。それだけの価値を持っているからこそ、と今では納得できます。

縁あって、このページをごらんになった皆さんも、その仏教の価値に、ぜひ触れていただければと思っています。きっと、得るものは大きいと思います。

では、その仏教にはどんなことが教えられているのか、次回の記事で、その内容に少し触れて書いてみたいと思います。

この記事を書いた人

ライター:拓 海

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