生と死

生と死

あなたも大切な人を支えるゲートキーパー(命の門番)になれる

命の門番「ゲートキーパー」とは?

こんにちは、ひろです。

普段忙しく働いてる皆さんへ
 何の為に生きてるんですか?
 俺はなんやろか。。。

メキシコのパチューカのクラブチームに所属する本田圭佑選手が、ツイッターにこうつぶやいて、話題になりました。

ささいなつぶやきですが、もし生きてる意味に深刻に悩み、生きてる意味が見いだせなければ、人は死を選んでもおかしくないでしょう。

日本人の「4人に1人が本気で自殺を考えたことがある」という調査結果もある中、行政でその対応にあたっているのが「ゲートキーパー」といわれる人たちです。またの名を「命の門番」

そんな命の門番「ゲートキーパー」が「一番はじめに知っておくべきことがある」と、実際に沖縄でゲートキーパーをされているYさんは語ります。

これを知れば、きっとあなたも真の「ゲートキーパー」(命の門番)になれるはずです。

なぜゲートキーパーが重要なのか

厚生労働省のホームページには「ゲートキーパー」について次のように定義しています。

「ゲートキーパー」とは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切な対応(悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る)を図ることができる人のことで、「命の門番」とも位置付けられる人のことです。

日本の年間自殺者数は、ここ数年、2万5000人から2万1000人に減少していますが、日経ビジネスの調査によりますと、年間の自殺未遂者は50万人にも上ることが明らかになりました。

自殺未遂者は、若い年代に目立つと指摘しています。

また厚生労働省の『平成28年度自殺対策に関する意識調査』では、これまでの人生の中で、本気で自殺したいと考えたことがある人は、2010万1271人(4人に1人)あるという驚くべき事実が公開されています。

ゲートキーパーYさんが語る「ゲートキーパーに一番必要なこと」

昨年、沖縄でセミナーを開催した時に、B市でゲートキーパーの活動をされているYさん(60代男性)に出会いました。

Yさんは、自殺願望を抱いている人の自宅を訪問し、親身になって寄り添い、何とか生きて欲しいと訴え続けられてきました。

本気で自殺を考えている人に、どう接するかの対応について、厚生労働省のアンケートで最も多い回答が「ひたすら耳を傾けて聞く」、2番目が「死んではいけない」と説得することだとの声が寄せられています。

ところが、「死にたい、死にたい、死なせてほしい」「生きる意味が感じられない」と最後に言われ、どうすることもできなかった、とYさんは語られます。

そして、Yさん自身がうつ病にかかり、自身のケアが必要になったといいます。「ゲートキーパーをゲートキーパーしてもらわなければならなくなった」とYさんは言われました。

「自殺を止める自分自身が、生きる意味を知らなければ、止めようがない」と知らされ、ちょうど私が開催したセミナーの『なぜ生きる』というテーマにひかれ、生きる意味が知りたいと講座に足を運ばれたのでした。

「ゲートキーパーがまず知らなければならないのは、生きる目的です」と言われたYさんの言葉が、今でも心に残っています。

ゲートキーパーが一番最初に知るべきこと

私は、Yさんに、生きる意味について、仏教の中に教えられている話をしました。

人はなぜ生きるのか。
それは「人間に生まれてきてよかった」という生命の大歓喜を得るためだと、お釈迦様は教えられています。それが、次の言葉です。

「人身受け難し、今已に受く」
(じんしんうけがたし、いますでにうく)

「人身」とは、私たち人間のことです。
「人身受け難し、今已に受く」とは、「生まれ難い人間に生まれることができて、よかった」という喜びの言葉です。
「よくぞ人間に生まれたものぞ」の生命の大歓喜です。

私たちは、人間に生まれたことを、当たり前に思ったり、苦しい時などは、人間に生まれたことを恨んだり、後悔したりしていますが、人間に生まれたことは、大変に喜ばねばならないことだと、釈迦は教えています。

ある時お釈迦様は、阿難(あなん)というお弟子に、
「そなたは人間に生まれてきたことをどのように思っているか」
と尋ねられました。
「大変喜んでおります」
と阿難が答えると、お釈迦様は次のような例え話をされました。
今日、「盲亀浮木(もうきふぼく)の例え」(雑阿含経)といわれているお話です。

果てしなく広がる海の底に目の見えない亀がいる。
その盲亀は100年に一度、海面に顔を出すのだ。
広い海には一本の丸太ん棒が浮いている。
その丸太ん棒は風の間に間に、西へ東へ南へ北へと漂っているのだよ。

「阿難よ、100年に一度、浮かび上がるこの亀が、丸太ん棒の穴に首をひょいと入れることがあると思うかな」

と釈迦は尋ねました。

「お釈迦さまそれはとても考えられません」
と阿難が答えると、

「絶対にないと言い切れるかな」。
お釈迦様が念を押されると、

「何億年かける何億年、何兆年かける何兆年の間には、ひょっと頭を入れることがあるかも知れませんが、ないといってもよいくらい、難しいことです」
と阿難が答えると、

「ところが阿難よ。私たちが人間に生まれることは、この亀が丸太棒に首をいれることがあるよりも、難しいことなんだ、有り難いことなんだよ」
と言われています。

有り難いとは、「有ることが難しい」ということで、めったにないことをいいます。

私たちが人間に生まれることは、それほど喜ばねばならないことだとお釈迦様は教えられているのですが、喜んでいるどころか、なんで人間に生れてきたのだろう、人間に生れてこなければ、こんなに苦しまなくてよかったのに、とうらんでいる人さえあります。

それは、何のために人間に生まれてきたのか。
何のために生きているのか。
どんなにつらくても、なぜ自殺してはいけないのか。
人生の目的が分からないからだと言われます。

日々の忙しさで気が紛れている人は少なくないでしょう。しかし、日常のまどろみがやぶられ、愕然とさせられたとき、人は何ために生きるのか、生きる意味を考えずにいられません。

人間に生まれたのは、このためだったのかと、人生の目的を達成したときにこそ、「人身受け難し、今已に受く」「人間に生まれてよかった」という生命の大歓喜を得ることができるのですよ、とお釈迦様は教えられています。

どうすればゲートキーパーに一番大事なことを学べるのか

「ゲートキーパーがまず知らなければならないのは、生きる目的です」と語るYさんは、続けて仏教を勉強され、ゲートキーパーとして力強く活動を再開されました。

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