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「子どもが世界一幸せな国」オランダの旅~3通りの幸せとは?~

こんにちは。ライターの村松です。

「日本の子どもたちは、身体は健康だが、精神的な幸福度は低い…」

そんなデータが、ユニセフより発表されました。

一方で、「子どもの幸福度」が最も高かったオランダ。

近年、子育てのために移住する人も多い国です。

いったい、オランダにある幸せの秘訣は何なのでしょうか?

オランダの「コーヒーショップ」はカフェじゃない

何年か前、オランダの首都アムステルダムを旅したことがあります。

オランダの旅で最も印象に残ったのは、日本人には考えられないような「自由すぎる環境」でした。

同性同士の結婚や、夫婦別姓なども認められているオランダは、多くの人にとって自由で生きやすい国でしょう。

売春や安楽死も合法なのには驚きました。

そして、街中の「コーヒーショップ」。

カフェではありません。

中に入ると、大麻などのソフトドラッグを楽しむお店でした。

サラリーマンから年配の方まで、昼間からまさにコーヒーを飲む感覚で皆さんくつろいでいるのです。

もちろん、合法といっても、法のもとで管理されているだけであって、危険なハードドラッグや凶悪な性犯罪にエスカレートしてしまえば、逮捕されることに変わりありません。

オランダでは、自由が幸せにつながることもあれば、自己規制のできない人にとっては、大変な不自由になりかねないのです。

自由=幸せ

そんな風に思っている人は多いですが、なんでも好き勝手できることが幸せではないように思います。

仏教では、「本当の自由」とは「自らを理由とする」ことだと言われます。

どんな結果になろうとも、他人や環境のせいにせず、自分で責任を負うことが本当の自由なのだと思います。

良いときも悪いときも、すべて自分のまいた種まきの結果だと受け止めていける人が、本当の幸せ者なのかもしれません。

親が幸せなら子供も幸せ

東京で子育てをしている友人は、ベビーカーをひいて電車に乗るだけでも大変だと言います。

駅や街には段差が多く、また、まわりの人の心ない言葉や視線に傷つくこともあるそうです。

一方、オランダの街中には段差が少なく、電車に乗ってもすぐに周りの人が手助けしてくれ、街の人が気軽に子どもに声をかけます。

ベビーカーで外出しても、親が不自由を感じたり、辛い思いをすることはないそうです。

家族と過ごす時間を作るために働き方を変えたり、子どもと一緒にレストランで食事できるのは当たり前。

オランダでは、子どもも一人の人間として尊重されるそうです。

「子育ては、親だけがするものではなく、社会全体でするもの」

そんな雰囲気のおかげで、オランダの親たちは子育ての不安やストレスに悩まされることも少なく、子どもものびのびと暮らせるのです。

ママとパパが幸せで、いつも笑顔でいられれば、それだけで子供は幸せなのかもしれません。

「幸せには3通りある」ブッダの教え

「朝ごはんに好きなだけチョコレートが食べられる」

「宿題がない」

「受験競争がない」

「自由に遊ぶための時間がたっぷりある」

日本の子どもたちがうらやましがるような生活が、オランダにはあります。

オランダ人は、「できる子」を育てることには興味がなく、子ども自身が幸せかどうかを最も大切にする人が多いそうです。

お釈迦さまも、「この世に3通りの長者がある」と説かれています。

1つは、家の長者。
 (お金や財産に恵まれている人)

2つに、身の長者。
 (健康に恵まれている人)

3つは、心の長者。
 (心の底からの幸せ、安心満足を獲た人) 

そして最も幸せなのは、「心の長者」であると説かれています。 

人は成功を収めたからといって、必ずしも幸せになれるわけではありません。

しかし、親も子どもも「心の長者」になり、本当の幸せになることが、人生の成功者といえるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

会社員:村松 佳苗

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