幸せとは

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世界で一番ユニークな年越しは?~後悔しない1年を送る秘訣~

こんにちは。ライターの村松です。

皆さんは、年末年始をどのように過ごされましたか?

私は、年越し蕎麦を食べ、除夜の鐘を聞きながら新しい年を家族で迎える、という定番のお正月を迎えました。

年越しライブやカウントダウンパーティー、海外で新年を迎えたという方もいるかもしれません。

最近は日本でも色々な年越しの仕方がありますが、世界に目を向けてみると、日本では想像のつかないような変わった年越しの風習があるようです。

今回は、ちょっと驚いてしまうユニークな世界の年越しをご紹介します。

スペイン ― 鐘に合わせてブドウ12粒を食べる

私は2年前の年越しをスペインのバルセロナで迎えました。

31日の夜になるとあちこちのお店で、みな競い合うようにブドウを買っていくので不思議に思っていると、たくさんの人がカウントダウンの鐘の音に合わせて12粒のブドウを食べはじめたのです!

来たる12か月の幸運を願って12粒のブドウを食べる、というブドウの名産国スペインらしい風習でした。

ルーマニア ― 熊の毛皮を着て街を歩き回る

ルーマニアでは、本物の熊の毛皮や民族衣装を身にまとい、歌いながらダンスして色々な家を回り厄除けを願うそうです。

日本でいう獅子舞やなまはげに近いかもしれません。

大人も子供もみんな熊の格好しているので、町中は熊だらけになり、ちょっと不思議な光景です。

ロシア ― みかんを食べてコメディ映画を見る

以前、ロシアの首都モスクワの赤の広場での年越しカウントダウンに参加したことがあります。

大晦日の11:55になるとロシア全土のテレビで大統領の挨拶がはじまります。

11:59になるとクレムリンにある巨大な時計台の鐘が12回鳴り響き、その1分間のあいだにシャンパンをあけ、願い事をして飲み干す、というのがロシアの定番でした。

そしてロシア人はお正月に大量のみかんを食べます。

また日本の大晦日の定番番組と言えば紅白歌合戦ですが、ロシアでは必ずといっていいほど入るのが、ソ連時代のコメディ映画『Ирония судьбы, или с легким паром!(運命の皮肉、あるいはいいお湯を!)』です。

これを見ないと、ロシア人はお正月の気分にならないと言いますが、日本でもDVD化されている、とても面白い映画なので、ロシアを深く知りたい方はぜひ一度見てみてください!

チリ ― 愛する人のお墓に泊まる

チリでは愛する人が亡くなると、家族でお墓に一晩泊まって、昔の思い出に浸りながら年を越すという風習があります。

夜のお墓というとなんとなく怖いイメージがありますが、5,000人もの人が集まる墓地もあるそうで、とても賑やかなのかもしれません。

ペルー ― 思いきり殴り合う

ペルーやボリビアでは毎年12月25日に “Takanakuy”という決闘祭りが開催されます。

1年の間に起きた家族間トラブル、恋愛関係、仕事のいざこざなど、どうしても許せない相手と殴る蹴るの決闘をし、最後には仲直りをすることでお互いにすっきりと新年を迎えることができるそうです。

ハグに始まりハグに終わるというルールがあり、実はとっても平和的かもしれません。

コロンビア ― スーツケースを引く

コロンビアでは、年が明けたら空のスーツケースを引きずって家の周りを歩きまわるという風習があるそうです。

こうすると、その年はたくさん旅行に行けるのだとか。

デンマーク ― お皿を割る

デンマークでは、使わなくなったお皿を集めて人の家に投げつけるという風習があります。

また新年の鐘の音とともに椅子の上からジャンプするという風習もあり、幸運を掴むために大ジャンプをするといいそうです。

ちょっと楽しそうですが、ケガ人が出ないものか心配です……。

トルコ ― ボランティア活動をする

トルコではボランティア活動に参加します。

ボランティア活動や募金活動、人のために何かをすると幸福が訪れるとトルコの人たちは信じているためです。

お正月はついついのんびりしたいと思いがちですが、新年から人のために働くというのはとても素敵な活動だと思います。

私も見習いたいものです。

日本 ― 除夜の鐘を108回つく

私は今まで海外で年越しをすることが多かったのですが、今回久しぶりに日本のお正月を体験し、やはり日本の年越しも素晴らしいと改めて思いました。

どこの国も共通していることは、新年が希望に満ちた1年になることを願うものですが、日本の年越しは他の国に比べるととても厳かで、自分に対する反省や1年の振り返りを大切にしているものが多いなと感じました。

たとえば除夜の鐘

除夜とは、大晦日の夜のことで、行く年を除き来る年を迎える1年最後の日(除日)の夜という意味だそうです。

なぜその日に鐘が108回つかれるのでしょうか?

108とは、仏教で教えられる煩悩の数からきています。

煩悩とは、私たちを煩わせ悩ませるもので、どんな人にも1人108あると教えられます。

代表的なものをあげると、

・欲の心
・怒りの心
・愚痴の心

などで、私たちはいつもこのいや~な心に悩んだり、苦しんだりしています。

「今年は煩悩に振り回された1年だったが、来年こそはそうならないように・・・」と願いを込めて108回つかれるようになったそうです。

今年こそ後悔しない1年を送るには?

来年こそは煩悩に振り回されないように、と願いを込めてつかれる108回の除夜の鐘ですが、実際はなかなか煩悩には勝てず、結局次の年も同じように後悔している人が多いのではないでしょうか。

では、充実した1年を送る人と、毎年後悔する人の違いはいったいどこにあるのでしょうか?

それは、「1年の目標を新年に立てる」ところにあります。

昔から「1年の計は元旦にあり」と言われるように、この1年何をやるか、何を目標にして挑戦していくかという計画を1年の初めに立てることが、充実した1年を送るためにはとても重要なことです。

経営のカリスマと呼ばれる松下幸之助さんや、世界に誇るイチロー選手も、若い時からいつも具体的な目標や夢を掲げていたそうです。

夢があり、目標がある人は、今なにをすべきかがわかります。

苦しくてもその夢の実現のために頑張ることができ、努力を積み重ねていく中で自信が生まれ、さらに大きな成長にもつながっていきます。

自分が何をすべきか分からない人は、目標を立てていないからです。

年初に立てた目標が1年の途中で立ち消えになってしまうこともあるかもしれません。

しかし、無計画のままに過ごす一年は何もしないうちに過ぎてしまい、それが積み重なっていずれ一生後悔することとなってしまいます。

今年こそは充実した1年を送りたい、後悔のない人生にしたいと思うならば、この1年の計を立てる時間を作ってみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

会社員:村松 佳苗

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