人間関係

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夫婦喧嘩の解決法【第1回】まず、男と女が同じ世界に住んでいるという錯覚を捨てよう

どうせなら、いい関係を継続したい人必読の「夫婦和楽の秘訣」

こんにちは、仏教講師の片山貴博です。
現在、アメリカで英語で仏教を伝えるスタッフの指導育成に当たっています。日本にいる時、若い世代の人に仏教を伝える取り組みをしていて、特に人間関係で悩んでいる人の疑問に答えてきた経験から、記事を執筆することになりました。

いろいろな人間関係の苦しみがある中で、特に取り上げたいのは夫婦関係です。というのは、この関係で苦しんでいる人が大変多くあるからです。
もちろん、離婚を前向きにとらえ、本当に自分に合った人を見つけるためのプロセスと考えることもできるでしょう。ただ、どうせならいい関係を継続したいと願う人が多いのも事実です。

これからお伝えするのは、実際に私がそれらの方から相談を受け、仏教講師の立場でお答えしてきた経験から、特に多くの人に共通して解決の糸口となった内容です。この記事が、同じ悩みを抱える方の手助けになれば幸いです。

離婚の理由は、男女ともに性格の不一致が多い

現在、日本では3組に1組が離婚すると言われます。

どこからこの数字が出てきたのかといえば、婚姻率と離婚率の比較です。『人口動態統計の年間推計』(厚生労働省 2015年1月1日発表)によると婚姻率は5.2 です。
これは、年間の結婚件数を人口で割り、人口1000人あたりの数字で表したものです。

それに対して、離婚率は1.77 ですから、離婚率を婚姻率で割ると0.34、つまり34パーセントになり、ここから3組に1組という数字が出てきます。

ちなみにアメリカは、婚姻率6.8 離婚率3.60ですから、2組に1組と言う数字が出てきます。
もちろん、その年に結婚した人が離婚した数字ではないので、この婚姻率と離婚率を比べることに賛否両論はあると思いますが、参考となる資料ではないかと思います。
(参照:マイナビウーマン

そして離婚の理由は、男女ともに性格の不一致が挙げられています。

性格の不一致を、結婚前に感じていたら、結婚しようとは思わないでしょうから、結婚前は、一致すると感じていた、もしくは不一致を感じても、それを乗り越えられると思っていたということです。

しかし実際に結婚して一緒に暮らしてみると、思っていたよりもずっと性格の違いが大きかった、理解しあうことができなかったということでしょう。

ということは、結婚してからお互いが理解しあえたら、また相手の性格を受け入れることができたら、幸せな結婚生活を送れていたカップルも多かったといえるのではないでしょうか。

人間は一人一人、違う世界に生きている

性格の不一致を感じる要因の一つに、男性と女性の違いがあります。

男性と女性には大きな違いがあり、その違いを知らないと、どうして夫は、こうなのか、自分に愛情を持っていないのではないか。どうして妻は、こんなことをするのか、とても一緒にやっていけないと、相手の人格や自分に対する愛情に問題があると思って、一緒に暮らすことはできないと離婚に踏み切ってしまうこともあります。

男女の違いを知れば、相手が悪いのではなくて、そういうものなのだと受け入れることができて、それをどう折り合いをつけるのかに努力できるようになるでしょう。

そもそも仏教では、男性と女性だけではなくて、一人一人の人間が、全く違った世界に生きていると説かれています。

仏教では、業界(ごうかい)と言われて、それぞれがそれぞれの業(ごう)で作った世界で生きていると教えられ、別の世界で生きているのだから、本当に理解することはできないのであるといわれます。(この業界(ごうかい)については、これから記事の中で少しずつ説明して行きたいと思います)

違う世界の住人だと思えば、自分の価値観や性格と一致しないのが当然であり、それを非難することもないでしょう。しかし、同じ世界の住人だと思うから、どうして理解してくれないのか、相手のことが分からない違う世界に住んでいるようだ、という不満が出てくるのです。

そうです。違う世界に住んでいるのです。

それを同じ世界に住んでいると錯覚するところから、いろいろな苦しみが出てくるのではないでしょうか。

「男性は火星から、女性は金星からやってきた」

90年代にベストセラーとなった“Men are from Mars, Women are from Venus” (John Gray) という本があります。
邦題は、『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』ですが、

男性は、もともと火星に住んでいて、女性は金星に住んでいた、その中間にある地球に、旅行に来た時に知り合ったということです。

初めは、違う星の住人ですから、相手の生活や価値観、考え方や感じ方を知ろうと努力をし、その違いに新鮮味を感じて、お互いを尊重する気持ちもあります。

やがて意気投合して、結婚して地球で暮らし始めました。

ところが、一緒に地球で暮らし始めると、お互いが異星人であることを忘れて同じ地球人だと錯覚してしまった。

その錯覚から色々な苦しみが生じてきたということです。

その錯覚を捨てて、
「あなた、金星では、こうするのが常識なんだけど、火星では違うの?」
と妻は夫に、尋ねてみましょう。

「火星では、こういうことをすると、相手に失礼だとされているんだけど、
金星では、そうではないの?」
と夫は妻に、尋ねてみましょう。

「いやいや、そんな意味ではなかったんだけど、ごめんごめん。
うちの星では、それが当たり前だから、そっちの星でも同じだと思っていた」

という答えが返ってくるのではないでしょうか。

では、一体どんな違いがあるのか、そしてその違いを受け入れるにはどうすればいいのか。次回から詳しく書いていきたいと思います。

(つづきを読む)



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